プラスチック用加工顔料の製造、販売
私たちの身の回りのカラフルなプラスチック製品は、もともとは無色透明~乳白色のプラスチック材料の成型加工時に顔料を練りこんで内部まで着色して作るのが一般的です。以下に紹介するように、成型後に塗料などで表面のみを着色する方法もあります。着色剤の原料としての顔料は、その一粒一粒が肉眼で見ることの出来る大きさの粉末です。小さな一次粒子が寄り集まった凝集状態になっているからです。これをそのまま着色剤として使用する場合、顔料は均一に練りこまれなかったり、大きな凝集粒子のまま残っていたりすることがあります。顔料の分散不良による欠陥(発色の不均一、色の筋引きや色ブツ、物性低下など)となります。特に、薄いフィルムやシートの着色では深刻な問題(穴あきや印刷不良など)となります。これを解決するのがプラスチック用加工顔料です。目的とするプラスチックの種類や成型方法に適切な着色剤となるように、顔料を加工したものです。私たちは、色々なタイプ(形状、成分、顔料濃度)の加工顔料を提供しています。